9月 琉球探訪展*沖縄レポート
9月は市原呉服店の1年の中で1番大きな展示会、「琉球探訪展」を開催いたします
宮崎店◆9/7(土)8(日)9(月)
西都店◆9/13(金)14(土)15(日)
時 間 ◆10時~19時 ※両店舗最終日のみ18時まで
🌸内容はこちら→琉球探訪展チラシ1 琉球探訪展チラシ2 琉球探訪展チラシ3
実は去年の秋、スタッフみんなで沖縄へ行き、今回展示をする大城廣四朗織物工房・城間びんがた工房を実際に見させていただきました。
◆大城廣四郎織物工房
沖縄や琉球というと紅型や夏っぽく鮮やかなものが真っ先に頭をよぎりますが、織物はすっきり涼しげでモダンだったり素朴な可愛らしさがあります。
絣の柄を作るのに大事な糸染め、手結の行程から。
図面が作られておりこれは本当に理系の世界というか
感覚ではなく、キッチリしっかりとしたものでした。
(ここの行程は全員男性の方でした。)
縦と横の糸の組み合わせによる柄出るように、染色しない部分を糸を括ってゆきます。
写真はその印ですね。
琉球藍の染め場。ここ素敵な場所でした。
藍の元気が無くなると泡盛等を足すそうで、やはり生き物なんだなと思わさられました。
沖縄なので酒豪の藍なのかもしれません…!
大城一夫先生と*
染められて干された糸たち
1階の工房は静かでしたが2階はとても賑やか。
たくさんの花織や絣が織られていていました。
織る方は年齢層幅広い女性の方ばかりでした。
全員で100名程いらっしゃるとか。
琉球柄には現在作り上げた柄はなく、昔からある柄が約600柄あり
その柄の組み合わせで今も造られているんだそうです。
モダンだったり、可愛らしさだったり
いろんな雰囲気の着物や帯を作られていてとても素敵な作品ばかりでした。
◆城間びんがた工房
そして好きな方が多いであろう「琉球紅型」こちらは華やかで綺麗な色使いがたまらない染めで、琉球王朝時代に王族の衣装に作られた染色技法。
こちらの「城間びんがた工房」はなんと琉球王朝時代から16代続いている工房で、紅型三宗家として実際王朝や王室にも納めていた工房です。職人さんは男女若い方もいらっしゃって、染められた鮮やかな反物が吊るされている様子に感動しました。
紅型は一般の方は着衣することができず100%王家に納めていたそうで、その後一般にも出回り「重さ」が無くなったそう。
その時の王家の型番や道具は戦争で燃えてなくなりましたが、王朝時代からびんがた宗家として染物業に従事してきた城間家の城間栄喜さんと知念家の知念績弘さんが戦後に紅型復興に尽力。
その城間家:城間栄喜さんがこちらの工房の本当に歴史に名が残っている方なんです。
紅型復興のため型番は着物を所持していた方から貰って復活し、
戦後に残ったものを道具として使用したそうです。
鉄砲の玉は糊袋の筒口に。
その他にもレコードを糊ヘラにも使用するなど驚きました。
今も素敵な琉球紅型染めが残っているのは
「なんとしてでも!」と戦後に頑張ってくださったからなのかと思うと胸が熱くなります。
みんなそれぞれ好きなハンカチを購入*
城間びんがた16代目城間栄市さんと。
(余談ですが観光に行った際、3名程で簡易的な紅型染めを体験したのですが色を入れるのも色の出方もとても難しかったです)
こちらの2つの工房の作品が今回の展示会のメインとなります。
(聞き取り違い等あるかもしれませんので間違いがあったら申し訳ありません。)
その他にも展示会おなじみの訪問着・無地・小紋・帯の特別価格販売。
そして、長年当店に来てくださっていた伝統工芸作家である瀬戸嵐山先生が引退されるということで、最後のお礼に来られます。最後ですのでこちらもぜひ見ていただきたいです。
ぜひ当日をお楽しみに☺(文:koto)
🌸インスタグラムはこちらから
→ 市原呉服店Instagram
宮崎店◆9/7(土)8(日)9(月)
西都店◆9/13(金)14(土)15(日)
時 間 ◆10時~19時 ※両店舗最終日のみ18時まで
🌸内容はこちら→琉球探訪展チラシ1 琉球探訪展チラシ2 琉球探訪展チラシ3
実は去年の秋、スタッフみんなで沖縄へ行き、今回展示をする大城廣四朗織物工房・城間びんがた工房を実際に見させていただきました。
◆大城廣四郎織物工房
沖縄や琉球というと紅型や夏っぽく鮮やかなものが真っ先に頭をよぎりますが、織物はすっきり涼しげでモダンだったり素朴な可愛らしさがあります。
絣の柄を作るのに大事な糸染め、手結の行程から。
図面が作られておりこれは本当に理系の世界というか
感覚ではなく、キッチリしっかりとしたものでした。
(ここの行程は全員男性の方でした。)
縦と横の糸の組み合わせによる柄出るように、染色しない部分を糸を括ってゆきます。
写真はその印ですね。
琉球藍の染め場。ここ素敵な場所でした。
藍の元気が無くなると泡盛等を足すそうで、やはり生き物なんだなと思わさられました。
沖縄なので酒豪の藍なのかもしれません…!
大城一夫先生と*
染められて干された糸たち
1階の工房は静かでしたが2階はとても賑やか。
たくさんの花織や絣が織られていていました。
織る方は年齢層幅広い女性の方ばかりでした。
全員で100名程いらっしゃるとか。
琉球柄には現在作り上げた柄はなく、昔からある柄が約600柄あり
その柄の組み合わせで今も造られているんだそうです。
モダンだったり、可愛らしさだったり
いろんな雰囲気の着物や帯を作られていてとても素敵な作品ばかりでした。
◆城間びんがた工房
そして好きな方が多いであろう「琉球紅型」こちらは華やかで綺麗な色使いがたまらない染めで、琉球王朝時代に王族の衣装に作られた染色技法。
こちらの「城間びんがた工房」はなんと琉球王朝時代から16代続いている工房で、紅型三宗家として実際王朝や王室にも納めていた工房です。職人さんは男女若い方もいらっしゃって、染められた鮮やかな反物が吊るされている様子に感動しました。
紅型は一般の方は着衣することができず100%王家に納めていたそうで、その後一般にも出回り「重さ」が無くなったそう。
その時の王家の型番や道具は戦争で燃えてなくなりましたが、王朝時代からびんがた宗家として染物業に従事してきた城間家の城間栄喜さんと知念家の知念績弘さんが戦後に紅型復興に尽力。
その城間家:城間栄喜さんがこちらの工房の本当に歴史に名が残っている方なんです。
紅型復興のため型番は着物を所持していた方から貰って復活し、
戦後に残ったものを道具として使用したそうです。
鉄砲の玉は糊袋の筒口に。
その他にもレコードを糊ヘラにも使用するなど驚きました。
今も素敵な琉球紅型染めが残っているのは
「なんとしてでも!」と戦後に頑張ってくださったからなのかと思うと胸が熱くなります。
みんなそれぞれ好きなハンカチを購入*
城間びんがた16代目城間栄市さんと。
(余談ですが観光に行った際、3名程で簡易的な紅型染めを体験したのですが色を入れるのも色の出方もとても難しかったです)
こちらの2つの工房の作品が今回の展示会のメインとなります。
(聞き取り違い等あるかもしれませんので間違いがあったら申し訳ありません。)
その他にも展示会おなじみの訪問着・無地・小紋・帯の特別価格販売。
そして、長年当店に来てくださっていた伝統工芸作家である瀬戸嵐山先生が引退されるということで、最後のお礼に来られます。最後ですのでこちらもぜひ見ていただきたいです。
ぜひ当日をお楽しみに☺(文:koto)
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